あけましておめでとうございます(2022)

2021年も皆様に支えられながら、さまざまな取り組みを試しつつ学習塾を運営してまいりました。

2022年はさらなる挑戦の年にして行きたいと考えております。ますますの応援をよろしくお願いいたします。


さて、今年も教室では次のような案内文を掲載しております。

今年もあいさつ文に「狼貪虎視」という十二支にちなんだ四字熟語を使っております。さて、どのような意味があるかご存じでしょうか?

漢字のまま「狼のように貪欲で、虎(が獲物を狙うように)視る」ことを表し、「野心が盛んな様子」を表す言葉です。


虎と狼を使った言葉には「前門の虎、後門の狼」、「虎狼の心」など虎や狼を邪悪で力を持った存在として使うものが多いですよね。これらの動物はどちらもアジア近辺に見られる動物で、中国をはじめとするアジア地域では畏怖対象として身近な存在だったのでしょう。

同じような対比としては、龍と虎もありますね。「龍虎相搏つ」と言えば、実力が同じくらいの英雄同士が戦うことを指します。また、四神では青龍と白虎はそれぞれ東西の守り神に選ばれています。

どちらの例でも、虎は「力」の象徴です。『山月記』では自信の才能を高める努力をせず、プライドばかりが大きい男は、そのプライド故に身を虎へと変えてしまいます。『一休咄』では、退治されるべき害獣として屏風の虎の話が出てきます。

いわゆるモンスターにも虎は多く出てきます。「虎のパンツ」を履いている鬼。これは艮(うしとら)の方角が「鬼門」と呼ばれ、忌み嫌われていたことから、牛の角を持ち虎の毛皮を纏った姿で描かれることが多いからです。ちなみに、艮の方角の反対には、猿・鳥・犬の方角がありますが、これらは鬼退治をする桃太郎の家来になっていますよね。日本に伝わるキメラの「鵺」は四肢が虎で、中国に伝わるキメラ「龍」も掌が虎です。

一方で、「張り子の虎」は子供が力強くたくましく育つようにと飾られる縁起物です。「虎の子」といえば手放さない大事な物のたとえで、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざもあります


このように良くも悪くも身近な「力」の象徴である虎。虎の威を借る狐とならず、自らを強大な虎となせるように努力していきたいものです。

最後に、「甲斐の虎」と呼ばれた、戦国最強の武将ともいわれる武田信玄の言葉で締めたいと思います。「為せば成る 為さねば成らぬ 成る業を 成らぬと捨つる 人の儚き (強い意志で臨めばどんなこともできる。やらなければできない。やればできるのにやる前に諦めてしまうのが人の弱さだ。)」

目標に向かって努力していく1年にしていきましょう!!

学習塾COMMON ReeD

滋賀県栗東市で地域に根差した学習塾を目指して奮闘中。楽しみながら学べる、そんな学習塾です。

0コメント

  • 1000 / 1000