あけましておめでとうございます

2020年は様々な方にお世話になり、学習塾COMMON ReeDをスタートさせることができました。

2021年はさらなる躍進の年にしていきたいと考えております。応援のほどよろしくお願いいたします。


さて、教室では次のような挨拶文を掲載しております。

挨拶文の中にある「呑牛之気」という四字熟語、丑(牛)年にかけて使っているのですが、どういった意味があるかご存じでしょうか。

これは杜甫『徐卿二子歌』を由来とする言葉で、「牛を呑むほどの気」つまり「牛を丸呑みするほどやる気に満ち溢れている。」という意味の言葉です。


新年の挨拶に使うには少し難しい熟語だと思われるかも知れません。そもそも、「牛」を使った言葉の中で良い意味で「牛」が使われているものがあまり存在しないのです。

たとえば「鶏口牛後」は「鶏口となるも牛後となるなかれ」の略ですが、「大きな組織の末端よりも、小さい組織のトップを目指すべきである。」という意味で、「牛」は「目指すべきでない大きな組織」の比喩表現になっています。

他にも「牛歩戦術」といえば、「わざとゆっくり歩を進める戦略」のことを指します。「牛を馬に乗り換える」というのは、「劣ったものを捨て、有利なものに切り替える。」という意味で使われます。

これらの理由には、「牛」という動物に、「(無駄に)大きい、遅い」というイメージがあるからだと考えられます。例えば野菜の「ゴボウ」、漢字では「牛蒡」と書きます。これは、ゴボウが「蒡」という植物に似ていて、「蒡」よりも「大きかった」から「牛蒡」という字が当てられたと言われています。お盆に飾る精霊馬もナスでつくるのは「ゆっくり帰る」ために牛ですよね。

そんなイメージの牛ですが、十二支の物語では、自分の歩くペースを考えて他の動物よりも早くに出発した努力家の動物です。残念ながらネズミの策略により2番になってしまいますが、コツコツ頑張った成果を得ているといっても過言ではないでしょう。十二支の牛のように勉強も自分のペースを考えてコツコツと進められるように頑張りましょう。

学習塾COMMON ReeD

滋賀県栗東市で地域に根差した学習塾を目指して奮闘中。楽しみながら学べる、そんな学習塾です。

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